塗装前に行うケレン
塗装前にケレンという作業を行う必要があります。
ケレンという作業は、塗装をする対象物に行う下地調整です。
スクレーパーや、ワイヤーブラシ、研磨材の添付しているタワシや、サンドペーパーなどの手道具を使ったり、
ディスクサンダーや、グライダーなどをの動力道具を使って作業をします。
ケレン作業には1種、2種、3種、4種の4つの種類があります。
1種はAとBの種別があり、Aは化成被膜処理、Bはブラスト。これらは住宅などの現場では、することはありません。
2種から4種までは上記にあげた手道具や、動力工具を使って作業をします。
2種はサビと旧塗膜を除去し、鉄面を露出させます。
3種はサビと死膜(膨れて浮いている塗膜や付着が良好ではない塗膜やひび割れている塗膜)の除去をして、全体的に汚れを落とし目荒らしをします。
4種は全体的に良好な時にします。
住宅の現場の場合、ほとんどが3種と4種になります。
八尾市の恩地駅の近くで鉄階段のケレン
ケレンの種類でいうと4種になります。
サビや汚れを落として、キッチリ隅々まで目荒らしをしました。
このケレンという作業は重要で、これをしっかり行っていないと、どれだけグレードの高い上塗りの塗料を塗っても、メクレてしまっては意味が無いですよね。
言わば土台です、ケレン作業は家でいうと土台です。
塗装工事は、このケレンをキッチリと施工してくれるところにお願いしてください。
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