テナントビルの屋上には、よく看板がかかっているのですが、その看板を支えている鉄骨のケレン作業です。
場所は大阪府八尾市。
JR大和路線が通っているのですが、その沿線の志紀駅のすぐそばです。
周りは飲み屋さんや、食べ物屋さんが多くあります。
今回のテナントビルにも、居酒屋さんや寿司屋さん、スナックなど様々なお店が入っています。
仕事終わりの帰るとき、お腹がすいているのでついつい誘惑に負けそうになります。
メンテナンスは定期的にしましょう
外壁塗装はだいたい10年周期で塗装するのが理想です。
最近は耐候性高い塗料が出てきて、塗料メーカーの耐用年数がかなり長くなっています。
シリコン樹脂塗料だと10年~12年
ラジカル制御型塗料だと13年~15年
フッ素樹脂塗料だと15年以上
無機系塗料だと20年以上
と、どんだけ長持ちするねんって思うくらい耐用年数が長くなっています。
しかし、塗料の耐用年数が長いからメンテナンスはしなくて大丈夫!
というのは少し無理があるような気がします。
ヒビワレが入ったり、サッシ廻りや雨樋の受け金物を打ち込んでいるところでは隙間が出来たり。
様々な不具合が生じます。
そういった所から雨が染み込み、雨漏りや下地の劣化に繋がります。
その為、私は10年周期、長くても15年位で外回りのメンテナンスはした方がいいと思います。
話が脱線しましたが、鉄骨の話に戻します。
では鉄部は何年ぐらいで塗替えした方がいいのか?ですが
だいたい鉄部の塗替えは4年~6年位です。
私が塗装工事に携わるようになった頃、今から20年近く前の話ですが、
某大手塗料メーカーの研修会が定期的にあり、それに参加していました。
その時メーカーの方から、外部のメンテナンスの周期は、
「桃、栗3年、柿8年」にもじって、
「木、鉄3年、壁8年」と覚えてください。
と教えてもらいました。
その当時の塗料は、最近の塗料ほど耐用年数が長くないですからね。
今でしたら
「木、鉄5年、壁10年」と、もじれないですね。
鉄骨を定期的にメンテナンスしないと劣化が凄まじい
今回塗装することになった鉄骨のケレン作業です。
長い間メンテナンスをしていなかったようです。
錆がミルフィーユのように何層にもなっています。
最初はケレン棒や皮スキなどを使って頑張って削っていましたが、表面だけしか取れず、
その下にある何層もの錆が取れないので、ハンマーで叩いて剥がしとる方法にしました。
このやり方で、少しずつですが錆が剥がれ落ちてくれます。
剥がれ落ちてくれますが、鉄骨の厚みが薄くなっていて、強度的に問題ないのか心配です。
ここまでなる前にメンテナンスしとけば良かったのに。
動画で撮影しましたので宜しかったらどうぞ。
おすすめです。
まとめ
「木、鉄5年、壁10年」
鉄骨は定期的に塗装した方が長持ちします。
定期的なメンテナンスをお考え下さい。