アルミサッシの入替工事をしました。
入替したのは、ベランダに出入りする窓です。
お客様が、毎日洗濯物を干すのに使っているベランダのようですが、床から窓までの段差が大きく、
またいで超えるのが大変になってきたようです。
お客様曰く、若いころは何とも思わなかったのに、だんだんと洗濯物を持ってまたいで超えるのが大変になり、
最近では、足が引っかかって転倒しそうになる事があったようです。
その危険な窓を、少しでも出入りしやすいようにアルミサッシを入替ました。
窓を部屋の床と同じ高さに出来る?
結論からいうと出来ませんでした。
そもそも何故、部屋の床から窓までの段差があるのか?
それはベランダの床の高さに左右されます。
もし大雨が降った場合、排水が追い付かずベランダに雨水が溜まります。
排水溝にゴミなどが引っ掛かっていて狭くなっているとなおさらです。
ベランダの床と窓に段差が無いと、その溜まった雨水が部屋の中に侵入してきます。
そのような事が無いように、ベランダの床から窓まで立上りを設けているのです。
その為、部屋の床の高さとベランダの床の高さがどのような状態にあるのか調べ、どこまで下げれるのかを決定します。
今回はほぼ同じ高さでしたので、アルミサッシと部屋の床をフラットにすることは出来ませんでした。
では、どれくらいまで段差を小さく出来るのか?
このベランダの場合、波板の屋根を設置していて、横殴りの雨にならない限り雨は直接入ってこない。という事と、
お客様の少しでも段差を小さくして欲しい。という思いから、
段差を12cmにすることにしました。
部屋の中から写した着工前の写真です。
床から40cmほどの段差があります。 |
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ベランダ側から写した着工前の写真です。
床から40cmほどの段差があります。 |
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既存のサッシ・壁を撤去しました。 | |
部屋の中から写した完了写真です。
床から12cmほどの段差に抑えました。 アルミサッシの窓は、事前に打ち合わせをし、決まったサイズで製作してもらいました。 窓枠やサッシの下端は、ヒノキで工作。 |
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ベランダ側から写した完了写真です。
床から12cmほどの段差に抑えました。 サッシ廻りは左官をし、塗装工事。 床は防水工事をしたので綺麗になりました。 |